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『神よ、沈黙しないでください。 (詩編83編)』 07/27/2003

「神よ、沈黙しないでください。黙していないでください。
静まっていないでください。」
(2節)

 神は、神の民に対して沈黙しておられるわけではありません。信仰者たちは、しっかりと神の御言葉をいただいています。その恵みのゆえに、四方を強大な敵に囲まれながらも、自分たちが「あなたの(神の)民」「あなたの秘蔵の民」であることを見失っていません。(4節)神が沈黙しておられるのは、神に逆らう敵たちに対してです。御言葉は無視され、神が行動を起こされるまでは、彼らに対して沈黙しておられるに等しいのです。
 それゆえ、
「沈黙しないでください」と祈ります。
そして、
それは、神の裁きを求めることを意味しています。(14−19節)

 しかし、裁きはすぐには実行されません。その結果、不信仰は助長され、不信仰な敵は、「心をひとつにして・・・同盟を結んで」言います。(6節)「あの民を国々の間から断とう。」(5節)「神の住まいを我らのものにしよう。」(13節)裁きがすぐに実行されないことの意味についてこの詩編は語りませんが、裁きが猶予されている中で、信仰者がどのようにすべきかを教えています。
 御言葉に励まされつつ、
神の存在をあくまでも信じて祈るべきです。神は確かに生きておられますが、ただ不信仰に対して沈黙しておられるだけだからです。

 「彼らが悟りますように、あなたの御名は主、ただひとり全地を超えて、いと高き神であることを。」(19節)
 
神が沈黙を破り、人々の口が閉じられる審判の日に、この祈りは完全に成就されることでしょう。その日まで、不信仰を吸い込むことなく、信仰の呼吸である祈りを絶やしてなりません。