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『獣のようにふるまっていた(詩編73編 .2)』
神に逆らう者たちの「行く末を見分けた」後、この信仰者は自分自身を容赦なく吟味して、次のように告白しました。「わたしは愚かで知識がなく、あなたに対して獣のようにふるまっていた。」(22節)
以前には、自分を憐れむことはあっても、決して厳しく吟味することはありませんでした。「(こんなに)わたしは心を清く保ち、(こんなに)手を洗って潔白を示したのに、(良いこともなく)むなしかった。」と言っていたのです。(13節)彼は、確かにまじめな信仰者でしたが、自分の考えや見方に強くしがみついていました。ここに、この詩編で扱っている問題の核心があります。神に逆らう者たちをうらやんで、自分の信仰生活をむなしい思ったのは、「わたしは・・・、わたしは・・・」と言っていたからです。この信仰者は、そんな自分の姿を容赦なく吟味して悔い改めました。(22節)
世界観や人生観にまで信仰を徹底させたいなら、「彼らの行く末を見分ける」ことにとどまらず、自分の真の姿を見分けなければなりません。
「悔い改めて福音を信じなさい」(マルコ1:15)と教えられているとおりです。彼は、神の恵みと愛を深く知ることもなく、目先の利得や成功をうらやんでいた自分の姿を認めたのです。そして、容赦なく「獣のようにふるまっていた」と切り捨てました。このような容赦のない自己吟味は、福音を信じればこそ生まれてくる姿勢です。(参考ルカ15:18‐19、第一テモテ1:15)
福音があるのですから、安心して容赦なく自分を吟味し、悔い改めて福音をますます豊かに信じる者としていただきましょう。