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『老いて白髪になっても(詩編71編)』
「わたしが老いて白髪になっても、
神よ、どうか捨て去らないでください」(18節)
この詩編の作者は、目前に「老いの日」を見ている人です。(9節)
年老いたことによって、若い日の力はすっかり失われようとしています。それゆえ、人々との関係も昔のままではありません。「捨て去らないでください」との祈りは、それを表しているでしょう。(9、18節)「(たとえ、他の人々がわたしを見捨てても、)神よ、(あなただけは)どうか捨て去らないでください。」と祈っているのです。敵は、そんな彼の姿を見て、勢いづいています。(11節)
しかし、彼がそのような寂しさや嘲りに決して圧倒されることはありません。
苛立ったり、腹を立てたりすることもありません。
若い日の力は無くなりましたが、輝くばかりの信仰の経験を持っているからです。(5‐6節、17節、20節)
彼が自分を誇っていたなら、若い日の力を失い、人々に見捨てられ、敵に嘲られることは、到底耐えられないことだったでしょう。
しかし、彼の力と誇りは神にあります。だから、「老いの日」を目前にしつつ、あふれるばかりに神を讃美します。(8節、14‐15節、19節、23‐24節)そして、神が「ひるがえって、わたしを力づけ、すぐれて大いなるものとしてくださる」とまで確信しているのです。(21節)
「神に従う人の道は輝き出る道の光、進むほどに光は増し、真昼の輝きとなる。」(箴言4:18)とは、このような人のことでしょう。
信心のために自分を鍛えることが、どれほど益となるかを心に刻みましょう。(参照:第1テモテ4:7、8)