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『死が彼らを飼う(詩編49編)』
この詩編の主題は、死です。
「人間は栄華のうちにとどまることはできない。屠られる獣に等しい。」(13節)
他の点でいかなる違いがあるにせよ、死ぬべきものだという点で、すべての人間が平等です。その人が積み蓄えた富も、受けた名誉も、人がうらやむような幸福さえも、死ぬ時には役に立ちません。(17−20節)死が獣を導いていくように、人間もまた死に導かれていきます。「死が彼らを飼う」(15節)
しかし、聖書が教えるところによれば、死は人間にとって自然なことではありません。
「罪によって死が(人間の中に)入り込んだ」と聖書は教えます。(ローマ5:12)
死は罪の支払う報酬です。(ローマ6:23)
その報酬を支払うことができないから、「獣に等しい」死の下にあると教えるのです。
「魂を贖う値は高く、とこしえに払い終えることはない」(9節)
死の姿を明らかにしながら、この詩編は唯一の希望を指し示します。
「しかし、神はわたしの魂を贖い、陰府(よみ)の手から取り上げてくださる」(16節)