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『神に憤られながらも・・・(詩編38編)』
この詩編は、罪を犯して厳しく憤られている人の祈りです。その憤りは、具体的な病としてその人を襲っています。
「わたしの肉にはまともなところもありません。あなたが激しく憤られたからです」(3節)
しかし、これほど責められて苦しみながらも、彼は決して自分を正当化したり偽ったりしません。自分が「過ちを犯し」、「愚かな行いをした」(4、6節)ことを認めるのです。また、絶望もしません。それでもなお、神に希望を置いています。
「主よ、わたしはなお、あなたを待ち望みます。わたしの主よ、わたしの神よ。・・・」(16節)
この信仰者は、神の厳しい憤りの中に、自分に対する神の愛を見出しているのではないでしょうか。たとえ父なる神に厳しく憤られても、父の愛を知る子は、迷わずそのふところに飛び込みます。
「主よ、わたしを見捨てないでください。わたしの神よ、
遠く離れないでください。わたしの救い、わたしの主よ、
すぐにわたしを助けてください。」
(22−23節)